大阪夷左翁寿司(大阪府大阪市:曽根崎お初天神近く)
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その3
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T: さぁ5月になりました。 GWは、皆様どのように過ごされたのでしょうか?
O: きっと、いろんなとこに行かれたのでしょうね。あぁ羨ましいー わたしもどっかいきたいわー
T: さぁそれでは、早速よもやまを始めたいと思います。
O: ・・・・・
T: 先月のよもやまですが、長かったわりには、結構反響がありまして、「なかなか良かったで!!」という、御感想が多く、嬉しい限りです。
O: 「毎月楽しみにしてるよ」という方もいて本当にありがとうございます。
T: 今回は、先月のよもやまを見られて、「大将、包丁研ぐのにそんな何年もかかるの?」という、御質問がありましたので、今回は、寿司職人として一人前といわれるには、どういう仕事をして、何年かかるかということを、お話したいと思います。
O: 私も、知りたいわ。いったい何年ぐらいかかるの?
T: まぁーわしもこの寿司の世界で、37年経つけど、まだ一人前とは思ってない。でも、一通りこなせるようになるには、10年ぐらいかかるかなー、10年ほど経てば一人前でなく、「いっちょまえ」ぐらいにはなれる。
O: 「いっちょまえ」ねー ところで、その10年間どんな修行をするの。
T: あんまり深く突っ込んでゆうてもわからんやろうから、簡単にゆうと、まず、出前持ちを1年、それと平行して、皿洗いを2年、そして、魚の下処理や、包丁研ぎ(あと一息を覚えるのに)3年ほどかかる。
その間に、シャリの炊き方や、握りの練習、その他いろんな事を覚える。
O: ということは、だいたい5年で、基礎というか、下仕事を覚えるねんね。
T: そやな、それが出来れば、カウンターに立ち、お客様の前で寿司を握れるねん。 お客様とのやり取りをするための、カウンター術を覚えたり、一品ものの作り方や、炊き物、焼き物何やかんやで、10年で「いっちょ前」になる。
O: なるほど、私は、もっと長くかかるのかと思ってたわ。
T: 和食のほうは、もっと長いで。 今は、もっと短くなったと思うけど、昔は、20年から25年ぐらいしな認めてもらわれへんかったんやで。
O: 寿司と和食では、そんなに違うの?
T: 何を隠そう、わしも有名な旅館や和食の店から、誘いはあったんやで、でも、3年間ジャガイモの皮むきしかさせてくれへんと聞いて、寿司職人の道を選んだんや。その頃は、早く一人前になりたくて、寿司職人になったけど、だからといって、寿司の職人が劣ってるということはないねんで。たとえ、10年で「いっちょまえ」になったとしても、そこからが大変や。寿司が握れるだけでは、誰も相手にしてくれへんし、年は関係ないから、自分の腕ひとつで、どんどん上にも上がれるし、その逆もある。
O: そうやって聞いたら、やっぱり厳しい世界やなー
T: そうや、皆に負けんとこうと思ったら、自分自身を磨くしかない世界やなー
O: 私も負けない様に、自分磨きに精をだそっと。
T: それって、エステに行きたいという意味ちゃうやろうなー。
O: ばれた・・・
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